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2016短歌研究新人賞に出したやつから二十四首

こんにちわ。そういうことです。  花の烙印        二三川練経血が産まれるまでの黄昏を二人ぼっちの喫煙席で満月をつかまえる手とはなす手と肥えた祈りと渇く肉叢狂うことと醒めることとは同じこと氷のようなベッドのなかで干し葡萄ひと粒ほどの乳頭に大動脈を撫でられている恋人はいるよと言えば私にもいるよと言って下る階段ここからは踏切の外さいはてに灯された火を吹き消すために精液は胃液に沈み溶かされて発狂な...

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